お金の問題
しつこいようだが、少子化問題を解決するためには、結婚制度そのものを見直すべきだと思う。そして、婚外出産を当たり前のものとして社会的に認める。これが少子化に歯止めをかける唯一の方法であると考えている。
結婚には、お金の問題が絡んでくる。様々な夫婦がいるが、日本ではまだ一般的に、夫が妻を養うという固定概念が浸透している。しかし婚外出産の場合、女性が1人で自分を養い、子供を養わねばならない。経済的負担は相当のものである。ここに、婚外出産の困難の1つがある。
不平等をなくすためには、結婚したら金銭的にも守られる、老後の保障があるといった社会的システムを、結婚したらではなく、子供を産んだらにシフトしていく事が重要である。
サラリーマンの妻は、年金を払わなくても、夫の死後、厚生年金の6割を貰える。そう言う理由で、仕事を持たない女性は、結婚しないと生活が出来ない。こういう社会であるべきではない。
女性であっても、人間である以上、仕事を持つのは当然の事である。その上、子供を産むという重大任務が、女性には課せられている。結婚した人を優遇するのではなく、子供を産んだ人を、生んだ人数で優遇する、そういう社会システムがあれば、たとえ結婚しなくても安心して子供を産めるだろう。
理想は、父親がいて、母親がいて、愛されて育つ子供たち、であるのは間違いない。しかし、これだけ結婚から人々の心が離れている今、理想ばかり唱ってもはじまらない。少子化は人類存続の危機である。もっと深刻にとらえ、非難をうけたとしても大きな変革が必要である。
もちろん、結婚したい人はすればいいし、夫婦間で納得し合っているのであれば、現行の「夫が外で働き妻が家で家事育児をする」という選択肢もあっていいと思う。
1人で暮らすより、2人で暮らした方が、金銭的に楽なのも確かだ。
けれども、同様に、シングルで子供を持つことも選択できる社会であるべきだ。
男性であれ女性であれ、結婚したくないが子供は欲しいという考えの人もいる。
そういう人が偏見とともに非難されたりさげすまれたりするのはおかしい。
子供のころ、「あの家は母子家庭でかわいそうだ」とかそいうことを言っているお母さんがいた。
そういった大人の何気ない発言が子供の潜在意識に刷り込まれて、脈々と息づいていく。
そういう意味で、少子化問題と、教育問題は、切り離せない。
また、金銭的な問題で少子化が起こらないよう、税金を使う先を見極めていくことも大切だ。
先行きの意識改革のためには、目先の少子化問題より、教育に税金をつぎ込むべきだし、多くの女性の怒りを買ったが、専業主婦を優遇する配偶者特別控除をなくしたなどは評価できる。
今後支援すべきは、シングルで子供を持つことに対する風当たりを弱め、経済的にも援助していくことだ。
また、不妊治療に関しても、保険適用すべきだと思う。
不妊治療している人というのは子供を産みたいと思っている人だ。
そういう貴重な女性が、経済的理由で子供を産めないのは、見るに忍びない。
不妊治療医療研究施設への助成金もまた必要だと思うし、症例数なども発表すべきだと思う。
私も2回不妊治療を受けたが、全部で200万円かかった。金銭だけではなく、精神的苦痛も大きかった。
とにかく、既成概念を取り払って、すべてを構築しなおすべき時が来ていると思う。
変革の問題点
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